2007年3月28日〜4月9日、銀座ミレージャギャラリーさん で
We Love Cats展が行われました。
わたしも、縁あって、参加させていただきました。
猫の展示なので、何を出そうかしら、と迷っていたのですが、「せっかくギャラリーで展示させてもらえるのだから、ここは思いきって、蒼猫さんを描かせてもらおう!」ということで、なぜかグループ展なのに「蒼猫幻想曲1、5章〜蒼猫の国の仲間達〜」と位置付けて、いのかしらの友達をモデルに物語をつくり、それに絵を描きました。
物語は早めにできていたのですが、いろいろあって、絵の制作に取りかかったのが、展示初日の約一週間前!という大修羅場でしたが、無事、展示に辿り着くことができました。
以下に、展示作品を紹介します。




わたしが出品していた全体の様子。
写真提供、ちてなさん。
ありがとうございます♪

(ハルナチョウ)
一番、好評だった絵です。
紫と黄色の対比がうまくいったのかなぁ。
菜の花を描くために、近所の鉄道の沿線に咲いていた菜の花をとってきて、机の上に飾って描いたのです。

物語はコチラ

(名のない旅人)
路上の先輩、宮本鉄兵さんの漫画「たゆとうていた」にひどく感動して、スピンオフ的な物語を描かせていただきました。ギャラリーにも漫画を置かせていただきました!感謝!

物語はコチラ

(オンガク)
いのかしらの人で知らないひとはいないであろう、じゃぐバンド「少年山賊団」さんをモデルにした、おおきい絵です。
大好きなひとたちを、こういう形で自分の作品にできたことはとても嬉しいことでした。
こちらも好評だったので、そのうち、印刷所に出してポストカードにする予定です。
楽器の取材をさせてくださった山賊さんに感謝。

物語はコチラ

(ワカタマゴ)
カオハガン島の写真を撮っている友人をモデルにしました。
たまご好きで有名なので、たまごにしてしまいました。
実際にゆでたまごを作って、机の上に置いて描いたのです。たまごって、案外、難しいんですね。

物語はコチラ

(コトノハナ)
いのかしらではじめて知り合った、同い年の友人の女の子がモデルです。
この蒼猫さんを見た何人もの方から「凛々しい蒼猫さんになったね」と言われました。納得です(笑)
花の部分は、もともと「スノードロップ」という花を描いていたので、その花の形を借りて、色だけは想像のものです。

物語はコチラ

展示初日のオープニングの日には、モデルのくまさんと一緒にパフォーマンスをしました。
銀座に蒼猫、出現!です。
某有名デパートやら、ショップやらに入ってきました。いろんな意味で、銀座デビューしました(笑)
写真提供、ちてなさん。


もっとくわしくて、ちゃんとしたレポートを
にこにこネットのちてなさんが書いてくださってます。

にこにこネット、ちてなさんのレポート。



♪展示後のコメント(ブログコメントを一部改訂)♪


二週間に渡ったWe Love CATS展、無事、終えることができました。 来て下さった方、ほんとうに、ほんとうに、ありがとうございます!
本当に、いろいろありすぎて、何から書けばいいんでしょうね(笑)
今回の展示は、 グループ展、でしたが、 深津あさみ、という作家が ちゃんと「パステル画家」として認められた展示だったと思います。 そういう意味で、とても大きな転機になりました。

昨年、10月の個展以降、 いろいろな人と出逢い、いろいろな話を聞き、いろんなモノを見て、
絵を描くことって、なんだろう、と心の中で問い続けてきました。
絵を描くことが好きだから。
でも、なんだかそれだけじゃない気がしていたのです。
情熱的なアーティストと出逢って ああ、彼らみたいに、情熱的になれれば、とも思いました。
でも、きっと、それは「わたしの形ではない」と思いました。

その傍ら、やはり絵を描き続けていくために、 外出の際は必ずクロッキー帳とえんぴつを持ち歩き、
時間ができれば、クロッキーをするくせをつけました。
パステルと戯れる時間を増やし、 晴れた日は、外でイーゼルを立て、
外の光で、デッサンをし、絵を描きました。 それで、1月の半ば、ああ、これが私の絵のスタイルだ、 というものを掴むことができました。 今のサイトトップの絵です。

どうして、物語を紡ぎ、絵を描くのだろう。

結構、表現者の方が行き詰まる問題らしいです。

今回の展示で、やっとわたしは答えを見つけました。

「愛しているから」 です。

これは、絶対に自信のある答えです。

今回の展示の絵には、 いのかしらの仲間をモデルにして絵と物語を作りました。
かれらを想像しながら、お話を書いている間、絵を描いている間、 わたしは、とても幸せでした。
「描く対象を愛しているから」 こんなにもさくさくと物語が浮かび、色がのったのです。
ものすごく個人的な動機から描いた絵でした。

でも、ちゃんと、銀座のギャラリーという場所で それが通じたのだという実感を得ることができました。
これでいいのだという、間違っていないという感覚が生まれました。
御会いしたこともない、いわゆる「銀座のギャラリー巡りが好きな方々」から、 びっくりするようなメッセージをいただきました。
とりあえず、 自分の絵が描けるようになりました。
そして、これが自分の絵です、と自信を持って 表に出すことができるようになりました。
それが、きっと銀座、という場所を経験した「経験値」なんだと思います。
納得のいく絵を出すことができて、 絵を描く方達とのネットワークも広がりました。 グループ展ならでは、だと思いました。 絵を描きはじめたころのわたしが聞いたらびっくりするような 有名な方との繋がりもできました。

逆に、今回の展示が初めてです、という若い作家さんとお話することもできました。
そういう若い方に、少しでも自分が経験したものを、見てもらえたような気がします。
わたしが、先輩作家さんからたくさん学んだように、わたしもまた、若い作家さんにちょっとしたアドバイスができるように、心も技術も成長したいなぁと思いました。

展示場所は銀座でしたが、 今回は本当に、 いのかしらへの愛を込めて描いたので、 心は、なんだかずっといのかしらにあった気がします。
幸せなことに、モデルになってくれたいのかしらの仲間が みんな来てくれました。
モデルの人たちに見てもらえて、 絵は、はじめて完成したのだと思います。
そんなわたしの気持ちが伝わったのか 絵を見て、もしくはファイルを見て 「いのかしら公園へ遊びに行きたいです」 と、たくさんの方が書いて下さいました。
すごく、嬉しかったです。
わたしは、偶然、いのかしら公園が近かったのでいのかしらでデビューしました。 もし、運も才能のうちなら、 わたしは、いのかしらで活動できていることが、 とても恵まれていると思います。
誇りです。

最後に。 ミレージャギャラリーさん、ありがとうございます。

大城さん御夫妻には、感謝しきれません。
ミレージャさんが銀座デビューで、わたしはとても幸せです。 誇りです。 いつか、絶対に、ミレージャさんで個展ができるくらい ちゃんとした絵描きになりたいと思います。

来て下さった方、応援してくださった方、本当に、本当にありがとうございました。
次の蒼猫の国の出現は、一応、来年秋の個展ですが、 もしかしたら、春に何かあるかも?でございます。 どうぞよろしくお願いします♪

蒼猫屋/深津あさみ